スカッコマット No.1 癒し系白ワイン
ワイン: サッサイア
作り手: ラ・ビアンカーラ・ディ・アンジョリーノ・マウレ
場所: イタリア ヴェネト州の ソアヴェを作っているところの隣
ブドウ: ガルガネガ 85% トレッビアーノ 15%
「癒し系」とかって書いたら ラ・ビアンカーラ信仰の方に 怒られるかな・・・(汗)
私にとっては このワインは ほっ とできて
そしてパワーがもらえるワイン。
* * *
スカッコマットの 「日本語ワインリスト」にて 不動の地位を築く サッサイアですが、
でも ある意味 難しいワインでもある。
なぜって それは この作り手が アグレッシブな「自然派」だから・・・。
畑の一部では ビオディナミ(自然農法の一種)を実践し、
また 一部では厳格な有機農法も試す。
サッサイア自体も 酸化防止剤である So2(二酸化硫黄) 無添加のものと
少量添加したものの 2種類をリリースするなど、
常に実験し、前進し続ける パワフルな作り手なのです!
ちなみに スカッコマットにあるのは So2無添加のほう。
裏ラベルの一番下にその旨が書いてあります↑
non contiene solfiti = 「亜硫酸塩(So2)を添加してませんよ~。」 という意味。
1行上の右には non filtrato = 「フィルターもかけてませんよ~。」 と書いてあります。
酸化防止剤も無添加で、フィルターもかけてないから サッサイアは当然
ボトル差があるし 色も濁っている。
これが 苦手なヒトは 苦手。
野生酵母を使っているので 香りもボトルによって様々だし
ビンテージの差は そりゃもう 言うに及ばず。
こういう「自然派」なワインは 飲むほうも
「この子は どんな子なのかな~? どんな風に成長しているのかな~?」
と 思って向き合った方が 楽しめると思うし、
勧める側の人間は 「その辺をキチンと理解していなくてはならないな。」
と 思うわけです。
それでもやっぱり このワインが うちのセラーで「No1 癒し系白ワイン」だと思うのは
その自然な美味しさと 奥深さ。
パワフルなのに 押し付けがましくないところが好きだから。
味わいは あくまで リンゴをそのままかじっているようです。
そして 特徴的なミネラル!!
私にとっては 疲れている時や 元気が出ない時
なんだか自然と 体に入ってくるワインなのです!