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スカッコマット 日和

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Cornalin 2008 / Institut Aguricole Regional

最高標高の地より マニアックワイン
Cornalin 2008 / Institut Aguricole Regional_c0221773_16474928.jpgCornalin 2008 / Institut Aguricole Regional_c0221773_16485372.jpg左の写真が 表ラベル
右に写真が 裏ラベルです。

ワイン: コルナリン 2008
ブドウ: コルナリン 100%
生産者: アンスティトゥ・アグリコレ・レジョナル
場所: ヴァッレ・ダオスタ

うーん、マニア心をくすぐるワインです。

まず、ブドウ品種の「コルナリン」・・・。 初めて聞きました!
何でしょう。「コルナリン」って。 まるで化学物資のような名前です。
イタリアには、星の数ほど『地場品種』がありますが、これもその一つ。

未知の地場品種。情報も経験もナシ。
だから、飲んで見なければ 分からない!
そう、飲んでみればいいのです!!

グラスに注ぐと、少しピンクがかった赤で、自然派っぽい「濁り感」が、やや見て取れます。
そして香りは・・・・

これまた初めて出会った香り!
白ワインを思わせる エーデルワイスや洋ナシの香り。
そこに、スミレや かわいらしいさくらんぼジャム。

口に含むと、香りの印象より ドライでしっかりしています。
冷涼な森の土のイメージに 後味には赤いリンゴの余韻が続きます。
体にストレス無く入ってくる 自然な味わい。

そして、裏ラベルを見てびっくり!
アルコールが14.5%もあるのです。北の産地では驚異的な数字。 

でも、果実味がしっかりとしているので、アルコールを感じず すいすい飲んでしまいます・・・。
(え?どんなワインでも、飲んじゃうんだろうって?? いやいや そうでもないのヨ。)

いいですねぇ。
初めてのワインとの出会いは、とてもわくわくします☆
新しい品種・新しい生産者との出会いも、ワインの楽しみのひとつ!

ヴァッレ・ダオスタ州は、イタリアの左上の隅っこ。

フランスとスイスの国境沿いの州で、アルプス山麓に位置し、
ワイン生産地としては、ヨーロッパで最も標高が高いと言われています。

「コルナリン」というブドウ品種も、フランスやスイスでも見られるそうで
比較的『リッチ』な赤ワインを作る品種とか・・・。

というわりには、やっぱり手作り感のある、かわいらしさがあるのは
この作り手の個性なのでしょうか??

なんにせよ、また1つ、いいワインに出会ってしまったのです!!
by karin_star_music | 2010-03-25 17:17 | ワイン・ヴァッレ・ダオスタ