味良し・雰囲気良しの老舗トラットリア
早くも帰国して3ヶ月が経ってしまいました・・・!
久しぶりの「イタリア回顧録」。フィレンツェ編は今回が最終回です。
最終回の今回は アットホームで かつ 美味しい!
老舗の名店『TRATTORIA ARMANDO(トラットリア・アルマンド)』のご紹介です。
サンタ・マリア・ノヴェッラ駅から 徒歩5分程度。
フィレンツェの町は たいていどこへでも 歩いていけるのが嬉しいですね。
劇場の近くにあるということもあって、店内の壁には
俳優や映画スター、オペラ歌手、バレエダンサーの写真やサインがずらり。
でも、全く嫌味な感じは無く 老舗トラットリアの雰囲気を さらりと 演出しています。
家族経営らしく、ホールにはお父さんらしき男性と 娘さんと思しき女性が。
お二人ともさりげなく、かつ温かい接客で なんとも ほんわか 居心地が良いのです。
注目のお料理ですが 今回はシェフと2人
それぞれ前菜とパスタ、 メインはひとつにして 付けあわせをひとつ注文しました。
まずはアミューズから・・・・・
この日は『アーティチョークのスープ』
イタリアはまさにアーティチョークの季節!トロッと濃厚ながら 素朴な透明感あり。
お店の雰囲気と同じく 主張が強くないのに 納得させられる味わいです。
前菜①『洋ナシとペコリーノのサラダ』 周りにハチミツのソースが添えてあります。
文句なしに美味い!これは是非お家でも真似しよう!
前菜②『レバーのクロスティーニ』
コレは家では真似できない・・・。 絶品です!!
あつあつ、スパイシー、牛のレバーの香りと甘さ・・・・・。
ああぁぁ もう一度食べたい・・・・・!!本当に美味しかった・・・・・・・(うっとり)
パスタ①は『カッレッティエラ・スパゲッティ』 ニンニクと唐辛子のピリ辛トマトソースのスパゲッティです。
この店の定番料理だそう。シンプルなだけに 美味しいお店で食べたい料理ですね。
パスタ②は『フレッシュアーティチョークのスパゲッティ』
旬のアーティチョークをふんだんに使った、素材勝負のスパゲッティ。
「あー、今 イタリアにいるんだわー。」と実感してしまいました。
そして、メインは『牛のペポーゾ』
牛肉を、黒胡椒を使って ぴりっと 煮込んだ料理です。
実は今月のスカッコマットのディナーで、『米沢牛のスネ肉のペポーゾ』というのが登場しています。
写真を撮る前に フライングで一口食べてしまったシェフ。
このときの「美味しい体験」が きっと メニュー作りに活きているのでしょう!
付け合せには、王道『ほうれん草のソテー』
イタリアでは 注文しないと 基本的に野菜は出てきません。
いいとこお皿の端っこに イモ類ないし豆類がのっているくらい。
お野菜大好き日本人としては こういうのが食べたくなりますよねーーーー。
この時点でもうお腹はいっぱい。
でも、人のよさそうなおじ様に「デザートは?」と聞かれたら
「食べます!」と、言ってしまうのが人情ってもん。(単に食いしん坊なだけ?!)
こちらは(一応)シェフ注文『トルタ・ディ・チョコラータ』
以外にも軽めで、素朴な仕上がり。私も横から手を伸ばし「うーん、チョコはいいねー。」と満足。
こちらは、私注文の『トルタ・ディ・メーレ(リンゴのケーキ)』 横にはバニラのジェラートが添えてあります♪
これも甘すぎず、しっかりしていながら 軽めな仕上がり。
お腹がいっぱいと言いつつ、「甘いものは別腹なのねー。」と、再認識しつつ ぺろりといただきました。
ワインはこちらを飲みました!!
「せっかくだから地元も物を。」と、選んだワインはトスカーナの『モレッリーノ・ディ・スカンサーノ』
『地元の料理と、地元のワインを合わせる』 ・・・なんて贅沢!!
果実味豊かで飲みやすいワインは、さすがフィレンツェの料理とばっちりでした☆
居心地がよく、アットホーム しかも 料理もおいしい。
ここにちょくちょく通えるフィオレンティーナが うらやましくなるようなお店でした。
HPで、もう一度メニューをみたら 食べたい料理がちらほら・・・・。
うーーん、それにしても レバーのクロスティーニ・・・・。今日夢に出てきそうです。
TRATTORIA ARMANDO(おみせのHP
こちら)
Via Borgognissanti 140/R
50123 Firenze ITALY
Tel: (+39)055217263 (+39)055216219